新しい会社(2週目)
「新しい職場のやり方のここをこうすれば、もっと効率よくなりそう」とか、私の中での職場に対する意見が出てきた。
私個人の作業スピードはまだまだ遅い。そんなデクが、組織全体のやり方に口を出したらどうなるだろう。「まずお前が頑張れ」なんて声が聞こえそうだ。
まずは自分が一人前になってから口を出そう。
私は今までそんな考えで失敗してきた。
やっぱり自身の能力に関係なく、意見はどんどん言った方が良い。そうしなければ何も巻き起こらない。
意見を却下するか受け入れるかは。相手次第である。言うだけ言って、あとは相手に委ねれば良い。
黙っているのは謙虚のようで実は違う。自分の身を案じての行動に過ぎない。
「あいつは口だけだ」「自分を棚に上げるな」そんな批判を避けるための行動である。
それから単純に、仕事の遅い奴が理想を熱く語ってる光景はなんか面白い。
偉人の伝記をドラマ化した「◯◯物語」の第1話のようである。これから何かが始まりな予感だけはする。
たぶん日常は続く。